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倉庫での熱中症事例と熱中症対策5選

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倉庫は熱がこもりやすく、熱中症が起こりやすい環境になっています。

本記事では、倉庫での熱中症対策を解説していきます。

倉庫での熱中症事例

倉庫内は風通しが悪く、熱気がこもりやすいため熱中症が多発しやすく熱中症になりやすい環境です。

通常であれば、万が一熱中症になっても迅速で適切な対応によって命を救うことができますが、倉庫内で熱中症になった場合は発見が遅れて残念ながら死に至ってしまう事例が少なくありません。

労働環境起因で重傷者や死亡者が出ると、安全配慮義務に違反している、労働者の安全が守れていないということになり、企業は労働者に対して損害賠償義務を負うことにことにも繋がります。

企業は労働者の安全対策を考え、職場環境の改善をしなければなりません。

それを少しでも防ぐためには、「転倒検知送信機(倒れコール)」を使うと良いです。
「転倒検知送信機(倒れコール)」をつけた人が、熱中症などにより倒れている状況が続いた時、機械が異常事態とみなして警報音が鳴り、それと同時に無線信号を自動送信してくれます。

また体調不良や異常を感じた時に自分で押しボタンを押して緊急コールもできます。これを使うと先ほど挙げた事例である「倉庫内で熱中症患者が出た時、発見が遅れて患者が死に至る」という悲劇が減っていくと思います。

しかし「転倒検知送信機(倒れコール)」を使うだけでは、熱中症自体を防ぐことはできません。熱中症を防げないと、結局倉庫内で熱中症患者が出てしまうため熱中症対策が必要になってきます。

熱中症対策については次の項目で説明しますので、その内容を参考にしてできることから始めてください。

倉庫の熱中症対策5選

倉庫において、「転倒検知送信機(倒れコール)の導入以外に、熱中症予防対策として行うべき5つの対策は、以下のとおりです。

熱中症予防対策として行うべき5つの対策

その①・・・冷却機能がついた服を着る
その②・・・こまめな水分と塩分補給
その③・・・倉庫の屋根の遮熱対応
その④・・・大型扇風機を取り入れる
その⑤・・・連続作業時間を短くする

順に説明していきます。

冷却機能がついた服を着る|倉庫内の熱中症対策①

冷却機能がついた服を着る」のは、体温が上がるのを防ぐのに効果的です。

小型のファン、保冷剤がついたベストで服の中に空気を循環させる機能がついた服もあります。また。ズボンのベルトの背中側に小型のファンを付け、風を作業着に入れることによって、通常の作業着でも空調服のような感じで使える機器もあります。決まった作業服がない時は、スポーツをするときに着る通気性が高い服を着るのがおすすめです。

こまめな水分と塩分補給|倉庫内の熱中症対策②

こまめな水分と塩分補給」も、熱中症対策には必要不可欠です。

また、水だけでなく塩分、ミネラルの摂取も必要であり、最近では熱中症対策用の塩、ミネラルが入った飴も売っていますので、それを買って食べるとより熱中症を防げるという効果が出ます。

倉庫の屋根の遮熱対応|倉庫内の熱中症対策③

「倉庫の屋根に、遮熱塗料などを塗る」ことも、熱中症対策として有効です。

倉庫は一般的な住宅などに比べ、断熱が施されていない、簡易的なものが多く構造上熱がこもりやすくなっています。

特に屋根は、直射日光を受けやすく、その結果倉庫内の温度が上がる原因にんもなります。

屋根の遮熱対応をすることにより、倉庫内の温度の上昇を緩やかにすることができるようになるだけでなく、冬場の温度の低下を防ぐこともできるので、熱中症予防だけでなく、年中通して倉庫内の温度環境を快適にすることができるようになります。

大型扇風機を取り入れる|倉庫内の熱中症対策④

「大型扇風機を取り入れる」のは、熱中症対策としてよくある方法です。

または大型のファンを天井に設置して下向きに風を送ることで、部屋全体の気温が上がることを防ぐことができるのでこの方法もおすすめです。

連続作業時間を短くする|倉庫内の熱中症対策⑤

「連続作業時間を短くする」のは、作業場所が高温な場合に取る方法としておすすめです。

休憩時間を設け、時間になったらしっかり休みましょう。
また、冷房がついた涼しい休憩場所を作るのも良いですね。

まとめ

倉庫での熱中症事例と熱中症対策についての説明をしました。

地球温暖化の影響で年々夏の気温が上がっているため、今後はますます対策をしっかりしていかなければなりません。

熱中症は誰にでも起こりうるもので、また重症化した場合には死に至ることがあるため職場環境と職場の設備も変えていく必要があります。
特に倉庫内は冷房が場合や、冷房設備があっても構造上冷えにくく、熱がこもりやすい環境であることが多くあります。

従業員一人一人の体調を定期的に確認することも大切です。

熱中症の早期発見や重症化を防ぐためにもしっかりとした熱中症対策を講じつつ、無理のない快適な労働環境の整備を行いましょう。

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