貸し倉庫のかんたんな探し方
貸し倉庫を探すときの探し方をメリット・デメリットとともにいくつかご紹介してきます。
知り合いに聞いてみる
■メリット
一番手軽。優良物件の可能性も
■デメリット
選択肢が多くない
まず一つ目は、取引先や物流会社様などに聞いてみることです。
メリットとしては、ある程度取引のある相手で信頼関係が構築できていれば、もしかすると優良物件を紹介してくれる可能性があります。
デメリットは、紹介を受けられたとしても選択肢がある程の数は期待できないでしょう。
よほどの優良物件でなければ、まずは参考情報程度に留めておくのがよいでしょう。
足で探す
■メリット
アクセス・規模など肌で感じられる
■デメリット
空き物件の可能性が低い
二つ目は足で探す方法です。
地元で探す場合、すでに存在している倉庫をある程度把握しているのであれば、実際に足を運んで空き物件を探すのも手です。
メリットとしては、実際にその倉庫へのアクセスや、倉庫の規模感などを肌で感じることができますので、ビジネスのイメージがしやすくなる点です。
デメリットは、運よく空き物件に出会える確率がかなり低いという点でしょう。
ただ闇雲に探してもなかなか物件には出会えませんので、ある程度事前に何件か目星を付けて足を運んでください。
不動産屋に相談する
■メリット
一番手堅い
■デメリット
不良物件などに当たる可能性も
三つ目はその道のプロ、つまり不動産屋に相談することです。
不動産屋は賃貸住宅などのイメージが強いですが、実は倉庫や店舗用物件なども多く取り揃えています。
不動産屋への相談が最も手堅い手段で、メリットはクオリティを問わず多くの物件情報に出会える可能性が高いことです。
得意不得意があり、特に工業地帯などにある不動産屋は倉庫物件などの情報を多く持っています。
逆に住宅街近辺にある不動産屋に倉庫物件を探しにいっても、倉庫物件の情報はほとんどない場合が多いですので、不動産屋選びは重要なファクターとなるでしょう。
デメリットとしては、良い物件だけでなく不良物件などに当たる場合があることです。
言い方が悪いですが、不動産屋も商売ですので、不良物件でも契約にこぎつけたいという思いを持つ方も少なからずいるため、自分の目でしっかりと見極める必要があります。
掲載されていない物件が多い理由
倉庫物件は、不動産屋などの広告などに掲載されていない物件が多くあります。
なぜ掲載しないかというと、その多くの理由は売りに出しているというのを知られたくないからです。
倉庫物件の多くは企業が使用していますが、倉庫を売りに出すとなると「業績が苦しいのか?」など余計なマイナスイメージが出回ってしまうというデメリットがあります。
また、他にも広告掲載にお金をかけたくないといった理由もあるでしょう。
問い合わせの前に希望条件を整理
問い合わせにあたっては、希望する条件をしっかり決めておきましょう。
物件の条件を「絶対に譲れない条件」と「選択の余地がある条件」「気にしない条件」の3つに分けておくと、不動産屋も探しやすくなり、希望する物件に出会える可能性がぐんと上がります。
また、中途半端な物件を紹介されて検討するなどの余計な時間を費やすことも減るため、結果的に時間の短縮につながります。
さいごに
貸し倉庫は住宅などと違って絶対的な物件数が少ないため、なかなか希望する物件に出会うのが難しいといえます。
探し方や探すときのポイントをしっかりと押さえておくことで、スピーディーにかつ良い物件に出会える可能性が高くなりますので、事前にしっかりと準備して物件探しをしてみてください。