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【かんたん解説】天井クレーンの種類と一覧

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本記事では、天井クレーンの種類とその一覧表を解説しています。
天井クレーンに関する記事は下記にまとめていますので、あわせて確認ください。

天井クレーンの種類一覧|早見表

クレーンと言えどもたくさんの種類があります。

今回は、倉庫などでよく使用される天井クレーンの種類を一覧にまとめて紹介していきます。

天井クレーンの種類|早見表

大分類 中分類 小分類 詳細
天井クレーン 普通型
天井クレーン
トロリ式天井クレーン クラブトロリ式天井クレーン
ロープトロリ式天井クレーン
(セミロープトロリ式を含む)
ホイスト式天井クレーン
特殊型
天井クレーン
旋回式天井クレーン
旋回マントロリ式天井クレーン
すべり出し式天井クレーン
製鉄用天井クレーン
(製鋼クレーン)
原料クレーン
装入クレーン
鋼塊クレーン
鋳なべクレーン
焼入れクレーン
鍛造クレーン

 

順に解説していきます。

普通型天井クレーン

普通型天井クレーンは天井クレーンの中分類の1つです。
大きく分けてトロリ式ホイスト式に分けられます。

トロリ式|普通型天井クレーン

トロリ式は荷を吊り上げ、走って移動するタイプのクレーンで、クラブトロリロープトロリの2つがあります。
工場設備などの定番ですから、普通型としてはよく見かけることがあるといえるでしょう。

クラブトロリはクレーンガーダの上を横行する仕組みで、巻き上げや走行の動きをします。

一方、ロープトロリは文字通りロープを使うもので、こちらも普通型天井クレーンの定番です。

ホイスト式|普通型天井クレーン

ホイスト式は1種類のみですが、電気ホイストといったものを使い、横行や巻き上げを行います。

用途はトロリと同様ですが、小型で設置場所を選びにくく、小容量の荷にも対応するのが特徴です。
床上で操作するタイプも多いですから、そこが他の方式との大きな違いとなります。

特殊型天井クレーン

特殊型に分類されている天井クレーンは下記です。

・旋回式天井クレーン
・ホイスト式天井クレーン
・すべり出し式天井クレーン
・製鉄用天井クレーン

旋回式|特殊型天井クレーン

旋回式は軸を中心に回転するタイプで、周囲をカバーする必要がある時に用いられます。
一般的に港湾で見掛けるタイプをイメージしがちですが、特殊ながらも天井クレーンとして活用されています。

旋回して向きを変えられますから、荷を異なる方向に移動する用途に使えます。
製鉄所などでは製鉄用が採用されており、重量物の鉄資材を移動するのに不可欠です。

動作はシンプルで機能的にも簡単ですが、重要性の高さは間違いなく、なくてはならないものだといえます。

すべり出し式はガーダが伸縮する構造で、屋外から建物内に荷を取り込むのに使用します。
他のクレーンとの組み合わせが容易ですから、アイディア次第で活用の幅が広がります。

旋回マントロリ式|特殊型天井クレーン

旋回マントロリ式は名前のように、旋回機構を備えているマントロリタイプの天井クレーンです。

このように、特殊型天井クレーンには旋回式を始めとして、すべり出し式や旋回マントロリ式があります。
製鉄用途でも重要な役割を担っていますから、重要性に疑う余地はないです。

他にも製鋼用のような特殊タイプもあって、
用途に応じて比較されたり選ばれています。

特殊性はそれほどないですが、
基本形なので他のタイプに通じる部分も存在します。

クレーンの定義

クレーンは、「動力を使い荷を吊り上げ、水平運搬を行う機械装置」と定義づけられています。

限られた範囲を移動するのが前提条件で、これらの条件を兼ね備える機械装置がクレーンと認められます。
人力で荷を吊り上げる場合はクレーンに該当しません。

荷降ろしについては条件がなく、例えば自由落下の形で降下しても問題ないわけです。

吊り上げ荷重が0.5t未満だと安全規則が適用されません

まとめ

天井クレーンには、たくさんの種類があります。

大分類 中分類 小分類 詳細
天井クレーン 普通型
天井クレーン
トロリ式天井クレーン クラブトロリ式天井クレーン
ロープトロリ式天井クレーン
(セミロープトロリ式を含む)
ホイスト式天井クレーン
特殊型
天井クレーン
旋回式天井クレーン
旋回マントロリ式天井クレーン
すべり出し式天井クレーン
製鉄用天井クレーン
(製鋼クレーン)
原料クレーン
装入クレーン
鋼塊クレーン
鋳なべクレーン
焼入れクレーン
鍛造クレーン

 

上記のように天井クレーンだけでも種類が多く、普通型と特殊型といった中分類に加えて、更に小分類や再分類されるタイプもあります。

用途に合わせて使い分けられているので、仕組みはそれぞれ異なりますが、基本的な部分は割と共通です。

法律では、動力により荷を吊り上げたり、水平に運搬できる機械装置がクレーンとされます。
人力や0.5t未満であればクレーンとは呼ばないので、その点には注意が必要です。

ただし、荷降ろしに動力と人力の条件はなく、水平移動は人力でも構わないので、そこが理解のポイントとなります。

天井クレーンには多くの種類があり、その種類ごとに、メーカーの違いや、気をつけるべきこと、設置費用、点検項目などが違います。

詳しくは、下記の記事にて解説していますので、あわせてご確認ください。

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