倉庫を探されている方で、「居住用の賃貸物件を倉庫代わりに利用しても大丈夫か。」と聞かれることがあります。
結論を述べると、賃貸物件を倉庫代わりにすることは「可能」です。
ですが、注意しなくてはいけない点が多くあります。
本記事では、賃貸物件を倉庫代わりに利用する際の注意点を解説してきます。
目次
賃貸物件を倉庫代わりに使っても大丈夫?
事業などの関係から倉庫を借りたい人もいるかもしれませんが、その際に賃貸物件を倉庫代わりに使用したい人もいるでしょう。賃貸物件の方が物件数も大きく、倉庫としての場所選びも行いやすいなどのメリットがあります。
ただ、賃貸物件を倉庫代わりに使用できるのか悩んでしまう人もいるでしょう。
結論から言うと、賃貸物件を倉庫代わりに使用することは可能です。
賃貸物件は、人が住むための住居として貸し出しをしていますが、大家と相談して了承を得ることができれば倉庫として使用しても問題有りません。
特にワンルームマンションなどは倉庫代わりとして利用している方も多く、賃貸物件は商品を保管する倉庫としての利用価値もあります。
ただ、賃貸物件を倉庫代わりとするなら費用やセキュリティなども考える必要があります。
ワンルームマンションでも都市部では月額4万〜6万円ほどの費用がかかることもあり、ワンルームマンションによってはセキュリティがあまく、不安な場合もあります。
賃貸物件を倉庫代わりとするよりは、トランクルームや貸し倉庫を借りた方がコストも抑えることができます。
また荷物を預けることを専門としているので、監視カメラが設置されていたり、セキュリティもしっかり導入されていて安心できます。
賃貸物件を倉庫として使う際に気をつけるべきこと
賃貸物件を倉庫として使う際に気をつけるべきことがあります。
・倉庫として使用してよいか、大家さんに許可をとる
・部屋の状態を確認する
・エレベーターの大きさも確認しておく
・駐車場の有無と位置
倉庫として使用してよいか、大家さんに許可をとる | 賃貸物件を倉庫として使う際に気をつけるべきこと その①
まず1つめの注意点は、倉庫として使用できるのか大家さんに許可をもらうようにしましょう。
大家さんとしては倉庫として使用しても良いが、置いて欲しくない物もあるでしょう。後々でトラブルにならないようにするためにも、どんな物なら置いてよく、置いてはいけないのかコミュニケーションをしっかり取って確認することが大事です。
部屋の状態を確認する | 賃貸物件を倉庫として使う際に気をつけるべきこと その②
次に保管に長けているのか部屋の状態を確認することです。
荷物を置くときに定期的に換気をしておかないと荷物だけでなく部屋も劣化してしまうことになります。物件が空気調整をしっかり行うことができるのか確認しておきましょう。
エレベーターの大きさも確認しておく | 賃貸物件を倉庫として使う際に気をつけるべきこと その③
マンションの場合は、エレベーターの大きさも確認しておくことが大事です。
荷物を持ち運びするときはエレベーターを使用することもあると思いますが、中が小さいと荷物の運搬に利用できません。エレベーターの大きさも事前に確認しておくことが大事でしょう。
駐車場の有無と位置 | 賃貸物件を倉庫として使う際に気をつけるべきこと その④
また、倉庫として利用するなら荷物を運搬するための駐車場が必要です。
賃貸物件から駐車場まで距離が長いと荷物の持ち運びが大変になるので、運搬のリスクを減らすためにもできるだけ部屋から駐車場が距離が近い所を選ぶように注意しましょう。
まとめ
賃貸物件を倉庫代わりに利用しても大丈夫なのか内容を紹介してきました。
賃貸物件を倉庫代わりに利用することは可能ですが、倉庫として利用したいなら抑えておくポイントや選ぶときの注意点が多くあります。
コストやセキュリティによっては、賃貸物件を選ぶよりもトランクルームや貸し倉庫を利用した方が良い場合が多いです。
また、賃貸物件を倉庫として利用する際には換気やエレベーター、駐車場までの距離などを確認して利便性が高いことを検討しておく必要があるだけでなく、居住を想定して作られているので、トランクルームや、貸し倉庫と比較すると、家賃が高くなる傾向もあります。
ただ、多くのトランクルームや貸倉庫では禁止されている、「寝泊まりができる」という点は賃貸物件を倉庫代わりに利用する際の大きなメリットです。
メリット、デメリットを考慮して、最適な倉庫を探しましょう。