鳩は高い場所に住み着きやすい習性があり、倉庫や工場のような天井の高い建物は鳩が住み着きやすい環境になっています。
低い箇所であれば、忌避剤や清掃などで対応出来ますが、倉庫や工場などの高所などは対策しにくいケースがあります。
さらに鳩は住み着いてしまうと、なかなか離れない習性もあります。鳩が完全に住み着いてしまう前に、どのような鳩侵入、定着対策を行えばよいのか解説してきます。
目次
倉庫・工場の鳩被害(鳥害)
倉庫・工場は鳩が住み着きやすい建物です。
天井が高いので、鳩が外敵から身を守るための都合の良い場所になりやすく、巣をつくって住み着いてしまうことがあります。
とりわけ、トラックヤードのひさし、内部の鉄骨交差部・柱・天井付近に定着しやすく、そこで巣づくりされてしまうケースがあります。放っておくと鳩の個体数が増えて群が大きくなってしまい、糞などの被害が大きくなっていきます。
鳩が住み着くと、何よりも商品の品質に影響が出てしまいます。保管していた商品に糞を落とされれば商品価値はなくなってしまいますし、工場などの製造場所に入り込むと糞が製品に混入してしまうリスクも伴います。気がつかずに梱包してしまえば納品先からのクレームにもつながってしまいます。
さらに、鳩は感染症の原因となるウイルスや病原菌を運ぶので、倉庫や工場で働く労働者へ健康被害を及ぼす可能性もあります。
倉庫・工場の鳩(ハト)対策
ここでは倉庫や工場の鳩が住み着きやすい場所の確認と、それぞれの対策方法を見ていきます。
天井H鋼フランジ | ハトが住み着きやすい場所①
まずは天井H鋼フランジです。
天井H鋼フランジは、鳩が止まることができる箇所が多数あるので、もっとも鳩が住み着きやすい場所と言われています。
人の手の届きにくい高さにあるので、忌避剤や清掃などで対応することも簡単ではありません。
対策としては、鳩対策のプロフェッショナルである「日本鳩対策センター」が取り扱う「ピーコンネット」が有効です。
同社の扱うピーコンネットとは、ポリエチレンに難燃剤が加わった消防法にも対応した鳥よけネットで、ボンドだけで簡単に取りつけが可能な商品です。
H鋼フランジの下面にピーコンネットを取りつけることで、鳩が住み着けない環境をつくることができます。
屋根開口部 | ハトが住み着きやすい場所②
屋根開口部も鳩が巣をつくりやすい場所なので対策が必要です。
屋根開口部では、光量や換気をするための窓から鳩が入り込み、定着してしまうケースがあります。こちらも天井H鋼鉄フランジと同様、人の手の届きにくい高い場所なので、定期的に清掃するなど対応しにくい場所です。
天井H鋼鉄フランジと同様にピーコンネットを下面に設置することで対策できます。
換気ダクト | ハトが住み着きやすい場所③
換気ダクトから鳩が建物内部へ侵入するケースもあります。
換気ダクトがある建物の場合、高い確率で侵入路になると言われていて、ファンが止まっているタイミングで鳩が侵入してきます。
対策としては、外からダクトの開口部をピーコンネットで覆うという方法があります。外部から対策ができない場合は、内部のつながっている場所にピーコンネットを取りつけて対応します。
建物の屋根や屋上 | ハトが住み着きやすい場所④
また、建物の屋根や屋上に、内部へ侵入する前の待機場所として鳩が集まることがあります。
ここも侵入してくる鳩を未然に防げるかどうかの重要な場所と言えるので、しっかりと抑えておく必要があります。
対策としては、屋根や屋上に電気ショックを設置するのが有効です。日本鳩対策センターが取り扱う「ピーコン電気ショック」がおすすめで、微弱電流なので鳩を傷つけずに追い払うことが可能です。
人が触れてしまったとしても怪我をする恐れがありません。ソーラーパネルで充電するので電気工事も必要なく扱いやすいのも特徴です。
まとめ
倉庫や工場に鳩が住み着いてしまうと、扱う商品に被害が出たり大きなクレームにつながってしまいます。
また、人体への健康被害にも影響を及ぼすのでしっかりとした対策が必要です。
鳩は高い場所に住み着きやすい習性があり、忌避剤や清掃などで対応しにくいケースが多いので、初期の段階で増やさないよう対策することが重要です。
ピーコンネットやピーコン電気ショックなど専門業者の扱う商品がおすすめで、鳩が増える前に必要な対策を施しておけば安心できます。