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【倉庫コロナ感染事例】Amazon倉庫コロナ感染の原因は?

Amazonの倉庫で働く従業員が新型コロナウイルスに感染したという報道がされています。
どのようにして感染が確認され、拡大していったのでしょうか。

また、感染が発覚した後の同社の対応など解説していきます。

倉庫業を営んでいる、倉庫業種にお勤めの方は参考下さい。

Amazonの倉庫でコロナが発生?

「ニューヨークタイムズ」の2020年5月の記事によれば、ペンシルベニア州のAmazon倉庫に新型ウイルス感染の深刻な現場があることが指摘されていて、Amazonは公表していないので正確な数字ではありませんが、100人以上の従業員が陽性判定を受けているとも言われています

また、アメリカのテクノロジーメディアである「テッククランチ」の記事によれば、2020年5月にアメリカ13州の検事総長はAmazonに対して、新型コロナウイルスに感染した従業員の数を明らかにするよう要請しています。

Amazonは新型コロナウイルスが流行する以前から、非正社員に過酷な労働を強いていると批判されてきました。現場に大量の人員を動員した長時間に及ぶ労働環境と、それに見合わない給料の低さが批判の原因ということです。

今回の新型コロナウイルス感染により、労働環境の悪さが浮き彫りになったという見方もあります。

ニューヨークに拠点をおくメディア「abc7NY」の記事によれば、ニューヨーク州のアマゾン倉庫では、新型コロナウイルスの影響で作業員がストライキを起こして、倉庫の稼働停止を訴えたことで解雇されるという事態も起こっているようです。

その従業員は、Amazonが公表した新型コロナウイルスの陽性判定の数も正確ではないと訴えていました。

また、感染の疑わしい症状が労働者に出ていたにも関わらず、陽性判定が出るまで仕事をさせていたということも訴えています。

Amazonが公表した内容ではないので定かではありませんが、上記のような報道がされているのは事実です。

新型コロナ感染発覚後のAmazonの対応

ニューヨークタイムズの記事は、新型コロナウイルス感染発覚後のAmazonの対策はお粗末だと批判しています。

ニューヨークタイムズの記者がAmazonの倉庫で働く作業員から得た情報によれば、メイン通路に設けられた黄色いテープの目印は無視されソーシャルディスタンスは保たれず、消毒用スプレーの容器は空になっていたと報告されています。

作業員の証言によれば、新型コロナウイルスへのAmazonの対策として、消毒作業が行われたことが確認できたと言います。
Amazonは防虫駆除会社に依頼し、防護服と防毒マスクを装着した作業員がシフトの合間に建物内を消毒するなどの対策を講じたということです。

さらに2020年4月15日、追加で11人の新型コロナウイルスの感染者が出たと公表された後には、Amazonはさらなる対策を講じました。

それまで倉庫で使用する空のパレットは10枚を2人で運ばせていましたが、5枚を一人で運ばせるようにしました。さらに重いものは他の従業員と一緒に運ぶのではなく、一人で引きずって運ぶようにとの指示も現場の責任者から伝えられるようになりました。

また、この時期からマスクの着用も義務づけられたということです。

まとめ

Amazonは当初、新型コロナウイルスの感染者が出るたびにその数を公表していましたが、累計の感染者数が60人に到達したあたりから具体的な数字は公表しなくなりました。

今回の記事で参考としたメディアの情報から、Amazonの倉庫で新型コロナウイルス感染者が多く発生した理由を推測すると、元々密集した労働環境があったこと感染が疑われる状況でも正確な情報を従業員に伝えずにいたことが挙げられます。

つまり労働環境の透明性の低さが感染を拡大させた可能性につながると言えます。

新型コロナ感染発覚後のAmazonの対応に関しては、Amazonの倉庫の様々な場所でソーシャルディスタンスが実践されるなどの対策が講じられています。しかし、荷物の積み下ろし場所ではまだ密集している状態が続いているなどの情報もあり、対策は十分とは言えない状況のようです。

*参考記事一覧
 ‘Way Too Late’: Inside Amazon’s Biggest Outbreak(ニューヨークタイムズ)
 米アマゾンの倉庫作業員8人が新型コロナで死亡(テッククランチ)
 Coronavirus News: Fired Amazon worker to lead protest in Staten Island(abc7NY)
感染拡大「アマゾン倉庫」あまりにお粗末な対策(東洋経済オンライン)

*本記事の内容は執筆時現在(2020/06/28)、公表されている記事などを参照しAmazon社の感染症対策を推測して作成しております。最新の同社の感染症対策などは、同社プレスリリース等をご参照下さい。

 

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